サッカー関係の本や映画

ここで紹介した本や映画はアマゾンにリストを作っています。さらに詳しく知りたいかたはそちらも参考にしてください。(亀のお気に入りサッカー本・映画
随時追加していきます。(2009.04.08 5項目追加)

サッカーに関係のある小説・コミック
 sikaku02.png - 212bytes カミロ・ホセ・セラ『サッカーと11の寓話』

スペインのノーベル賞作家が書いた、なんか変な小説? エッセイ? サッカー文化論? やや難解ですが、サッカーというものの本質をアイロニカルに捉えた面白い本です。

詳しい書評は本棚ブログの記事をどうぞ。

 sikaku02.png - 212bytes 堂垣園江『ライオン・ダンス』

カナダとメキシコに住んでいたことがあるという作家の、メキシコを舞台にした小説です。私が読むと、正直ちょっとメキシコとしては違和感があるんですが、この本を取り上げるのは、表題作に架空のメキシコサッカーチームが出てくるから。
「一九九一年、国立大学付属のサッカーチーム『レオネス』が、リーグ優勝したときの記念写真」という一文に、思わず過去のリーグデータ特集雑誌を引っ張り出してきて、ホントにそんなチームがあったかどうか確認してしまいました(笑。
結論としては、絶妙にリアルと創作の中間を狙った設定のようです。サッカー自体は小説にさほど絡んではきませんが、稀少な例として挙げておきます。

同じ作者のメキシコを舞台にした別作品『ベラクルス』に関する書評は本棚ブログの記事をどうぞ。

 sikaku02.png - 212bytes トーマス・ブルスィヒ『ピッチサイドの男』

東ドイツ出身の作家ブルスィヒの出世作。ある落ちぶれた子供チームの監督のモノローグで、サッカーについてめんめんと語りながら、その合間に東西に分かれていたドイツの当時の政治問題が浮き彫りにされていきます。
ドイツサッカーの有名な選手や監督の名前もチラホラ出てきますし、サッカーに打ち込んで家庭を犠牲にする葛藤、サッカーとそれ以外のスポーツの比較など、サッカーに関するあらゆる地平を盛り込んだ作品です。語り手がやや教養のない、パッとしない人生を歩んできた中年男、という設定なので、いろいろ暴言もありますが、それもキャラクター演出のうち。
小説として、そしてサッカー小説として、もっと知られていい名作だと思います。

 sikaku02.png - 212bytes 星野智幸『ファンタジスタ』

この人もメキシコ&ラテンアメリカにゆかりのある作家で、いろいろな作品にその香りがあふれているようです。この小説は舞台が日本ですが、タイトルからもわかるようにサッカー絡みのお話。かつてスター選手だった政治家がそのカリスマを武器に、日本の首相になろうとする話なんですが……。正直、日本の政治やサッカーの状況をほとんど知らない私には、どこまでがリアルでどこからが虚構なのか今いちよくわかりませんでした。
ただ、サッカーが圧倒的人気スポーツになったという近未来の日本で、サッカーと政治が結びつくことの怖さ(ファシズムへの傾倒)を描いているのだと思います。すでに現実にサッカーが圧倒的人気スポーツであるメキシコで読むと、ファシズムには結びつかない気がするので、やっぱりよく理解はできないんですが……。

 sikaku02.png - 212bytes 村上龍『悪魔のシュート天使のゴール』(2009.04.08追加)

翻訳はいくつか読んでも、村上龍の小説は読んだことなかったんですが、サッカー関係小説ということで読んでみました。中田英寿をモデルとした日本人選手がイタリアの架空チームでプレイし、主人公の作家兼ジャーナリストは未知のドーピング薬をめぐる謎を追ってヨーロッパからキューバまでを走り回ります。が、結局薬についてはよくわからないまま、終盤のユヴェントスとの試合に突入。ジダンを中心としたチームとの戦いが丹念に描写されます。テレビの解説をワンランク詳しくしたような感じ。
小説としてはどうかと思いますが、ユヴェントスで活躍するジダンの描写を読みたい人はぜひ。

 sikaku02.png - 212bytes 野沢尚『龍時01-02』『龍時02-03』『龍時03-04』(2009.04.08追加)

コミック化もされているようで、そちらのほうが有名かもしれません。
日本人の若手選手が才能を見出されてスペインに移籍し、苦労を重ねながら出世していく、映画『GOAL!』日本バージョンでしょうか(こちらのほうが先かもですが)。
上記の村上龍とは違い、視点が完全にプレイする選手になっているので、テレビで見るだけではない選手や監督、チーム内部の様子などが詳しく書かれています。文章は正直言って拙なく、小説としても人物造詣や構成がすばらしいとは思いませんが、架空選手を使ったサッカードキュメンタリと思って読めば充分に面白いです。作者死去により完結しなかったのは残念です。

 sikaku02.png - 212bytes コミック カトリーヌあやこ『サッカーおばかさん』

これは友人がくれた本です。これまた説明は不要かと思いますが、ドイツW杯のころのバージョンとして、日本と欧州中心に、いろいろな選手たちやチームを漫画で紹介してます。まあかなりおバカで笑えます。こういうの、大好き。

 sikaku02.png - 212bytes コミック かわみなみ『シャンペンシャワー』全三巻

これは友人が持っているのを読ませてもらいました。面白かったので、そのうち余裕があったら自分でも買って、じっくりまた読んでみたいと思ってます。
南米の架空の国からやってきたアドリアンが、強豪チームに移籍してきてのドタバタサッカー漫画です。サッカーの基本はしっかり押さえながらも、ありえねぇ〜!と馬鹿笑いしてしまうようなプレイや作戦が満載。主要登場人物たちも微妙に名前を変えてありますが、だれがモデルかだいたいわかるようになってます。ジーコやクライフなど、やや古い世代ではありますが。

 sikaku02.png - 212bytes コミック 吉田秋生『海街diary』1・2巻(2009.04.08追加)

『カリフォルニア物語』より『BANANA FISH』のほうが代表作になっていると知って時代の流れにショックを受けたんですが、普通の思春期の心理を描く作風もいまだ健在でした。
2巻で主人公になる女の子がサッカー少女で、ストーリー自体はサッカー主題ではないんですが、かなり詳しく話に絡んでくるのでお薦めです。

サッカーに関係するエッセイ
 sikaku02.png - 212bytes 今福龍太『フットボールの新世紀』

クレオール文化に詳しい作者がメキシコやラテンアメリカに住みながら体験したサッカーという文化を論じています。すでに何度もブログで引用したり言及したりしているので、そちらも参考にしてください。

フィールドブログ「新年のご挨拶」「フットボールの新年」・本棚ブログの書評

 sikaku02.png - 212bytes 小宮良之『RUN』流浪のストライカー、福田健二の闘い

かつてメキシコにもいたことのある福田健二のドキュメンタリです。この本は、日本でも雑誌などで大きく取り上げられたようなので、解説の必要もないでしょうか。
私もこの本を読む前に、ネットでいろいろ読んでいたので、さほど新しい情報はなかったですが、それでもやはり外国でサッカー選手としてやっていくことがいかに大変か、というのがよくわかる本でした。

 sikaku02.png - 212bytes 近藤篤『木曜日のボール』(2009.04.08追加)

友人のお薦めで手に入れて読みました。世界のサッカーを写真つきの短文で紹介しているエッセイです。写真のどこにボールが写っているのか探すのも楽しい、世界の風景。メキシコはチラッと出てきますが、直接サッカーの話でないのは残念。世界は広いことを実感させてくれます。

 sikaku02.png - 212bytes 近藤篤『サッカーという名の神様』(2009.04.08追加)

上記の本より文章に比重が置かれた世界サッカーに関するエッセイ。残念ながらメキシコは取り上げられてませんが、トリニダード&トバゴやジャマイカなどのマイナー国もあるのが嬉しい。アルゼンチンはファウルが激しいよな〜、と前から思ってましたが、この本でもそれについて詳しく書かれていて、やっぱりなと納得。白黒写真が随所に挿入されています。

 sikaku02.png - 212bytes 今拓海『地図にない国からのシュート』(2009.04.09追加)

パレスチナという、国としてまだ認められていない国のサッカー代表をルポした本です。あのあたりの事情にまったく疎い私でも無理なく読み進められて、圧倒される本でした。サッカーに何ができるか:国を生み出すこと。そのために家族が殺されているかもしれない祖国を離れてでも、ボールを蹴り続ける選手たちの話です。テロではなく、サッカーで故郷と平和を勝ち取ろうとしている人たちがいること。サッカーと政治、サッカーと金儲けを結びつけて考える人たちにこそ読んでほしい本でした。そしてもちろん、純粋にサッカーを愛する人にも。

サッカーに関係のある映画
 sikaku02.png - 212bytes 『ザ・カップ 夢のアンテナ』

テレビでやってるのを、友人が知らせてくれて見たものです。録画できなかったのがとても残念。
ネパールの僧院が舞台なんですが、その田舎っぷりがメキシコにそっくり、修道僧である少年たちのサッカーにかける情熱もまたそっくり。98年ワールドカップの決勝戦をテレビで見たいがために奮闘する少年僧の話なんですが、もうステキでした。

ブログのほうにミクシィから転載した映画のあらすじ載せてます。

 sikaku02.png - 212bytes 『ベルンの奇蹟』

これもテレビで見たものです。割と有名な古典映画みたいだから解説要らず? 一応書いておくと、1954年のスイスワールドカップで活躍したヘルムート・ラーンを題材に、戦後ボロボロのドイツでこのW杯が人々に与えた希望を描いています。

これもブログにミクシィから転載したちょっとした感想を載せてます。

 sikaku02.png - 212bytes 『GOAL!』1〜2

これはDVDレンタルで見ました。メキシコ人の少年が不法に米国に潜入し、しかしそこでサッカーの才能を見出されて選手として成長していく物語。1を見た直後に、オランダでのインタビューでサルシードが、父親がサッカー選手になることを信じてくれず応援もしてもらえなかった、などという話をしていて、おおお、映画と一緒!なんてところに感動も。
もっとも、無名のサッカー少年からクラブに抜擢され認められるまで苦労する1に比べ、2ではすでに有名になって何かとだらけていたり。でもそんなところもリアルなんでしょうね。
3部作ということで、3はもう出てるのか出てないのか……。見たらまた書き足します。W杯編らしいです。

 sikaku02.png - 212bytes 番外:アニメ『キャプテン翼』メキシコ?バージョン『Supercampeones』

テレビでやっているのを偶然見つけて、見たことがあります。当然スペイン語吹き替えなんだけど、メキシコで吹き替えているのか、スペインかどこかのを持ってきているのか……? スペインのだったら聞けば違いがわかるか。
とにかく、オリジナルを知らないので何とも言えないんですが、主人公の名前はオリバー君です。

見ていると、たとえばスコアボードが日本語のまま出てくる。ほほう、武蔵と常盤の対戦で前半1−1、後半に入って常盤がさらに1点あげ、武蔵の選手たち、追い詰められている状況ですか。と思ったら、アナウンスでは「ドイツ、オランダに歯が立ちません!」、と、ドイツ対オランダという設定らしいです。
そこへ、ドイツチームにアンディとかいう子が入る。キャプテンらしい。ボールを奪ってゴールを目指しひた走る。走る、走る、まだ着かない。このフィールド、何百メートルあるんですか。監督らしいおじさんが主人公たちに「これがドイツサッカーの真髄だ、よく見ておけ!」とか言ってます。しかしまあこのアンディ君の活躍で、あっという間に6−2と逆転して圧勝。きゃあきゃあと喜ぶ女の子軍団のバックに「三杉淳ファンクラブ」と書いた幕があるから、アンディ君はきっと三杉淳っていうんだろう。ああ、ややこしい。
という感じで、スペイン語バージョンでの鑑賞は、けっこう困難でありました。

スペイン語ウィキペディア「キャプテン翼」のページに、各キャラクターのスペイン語名と原作での名前が出ています。オリバー君はこんな名前だけど、日本人という設定は変わらないらしいです。

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